春は桜、秋は紅葉。浅間尾根から奥多摩の山並みを眺めてのんびり登りたい「浅間嶺」

古甲州道と呼ばれ日野からここを通って大菩薩峠、甲府へと続いた道。浅間尾根は起伏も緩やかで奥多摩ハイキング入門に最適。4月後半の山桜、浅間嶺展望台近くの広い緩斜面の広葉樹林帯の新緑、冬なら払沢の滝の氷結と見どころ満載です。私の個人的なおすすめは秋冬シーズンの落ち葉漕ぎです。歩くたびにカサカサなんと気持ちのいいこと。浅間嶺展望台へ分岐してから登っていく広い緩斜面でそれは味わえます。最初に払沢の滝に寄って行きます。また、帰りには、数馬の湯や瀬音の湯など立ち寄り湯の選択肢も豊富です。

登山適期

4月のカタクリ、アズマイチゲから始まり中旬から都心より遅い桜の開花が始まります。新緑のシーズンは展望台付近にある広葉樹林帯が気持ちいいし、紅葉シーズンも多くのハイカーで賑わうそうです。個人的には、冬の払沢の滝の氷結を見て、葉が落ちて富士山や大岳山を眺めながら、頂上付近の広い広葉樹林緩斜面での中での落ち葉漕ぎができる冬が好きです。エスケープルートのおすすめは、4月中旬の人里(へんぼり)峠で降りて人里バス停の枝垂れ桜が狙い目です。

歩行時間

4時間40分

地図

出典:国土地理院ウェブサイト
https://www.yamakei-online.com/yk_map/?
latlon=35.72319853,139.087454&zoom=14

(国土地理院の地図を元にブログ作成者ルー(ニックネーム)が作成)

武蔵五日市駅→払沢の滝入口→時坂峠→峠の茶屋

青梅線武蔵五日市駅から数馬・都民の森方面のバスで出発。
払沢の滝入り口で下車。せっかくなので払沢の滝を見て行きます。
入り口にはかわいい建物があります。

入り口にあるかわいい建物。早い時間だったので営業していなかったのですがカフェのようです。

ルー

ここを訪れたのは1月28日でした。
暖かい季節に滝のマイナスイオンを浴びるのもいいですが、滝の氷結はなかなか見ることが出来ない珍しい現象なので見られて本当によかったです。

時坂(とっさか)峠あたりから下を見ると大分高度が上がっているのがわかります。

舗装道路の終点にある峠の茶屋。ここの右手が視界がひらけて奥多摩の山々が見られます。

峠の茶屋からは左に御前山、右に大岳山など奥多摩の山々を見ることが出来ます。

峠の茶屋→展望台ピーク→浅間嶺

ルー

峠の茶屋からさらに登ると急に右側の斜面が開けるところに出てきます。
そこからの奥多摩の山々が美しいです。

分岐で上、浅間嶺の展望台方面に

ルー

展望台方面に登ってくると、広い緩斜面が現れます。
周りの落ち葉が吹き溜まりのようにここにたくさん集まってきます。
「カサカサ、カサカサ」子供に帰ったようにその心地よい音を
楽しみながら、広葉樹林の広場を歩きます。

あいにく富士山は雲間に霞んでいましたが、多くのハイカーが訪れていました。

浅間嶺→人里峠

頂上から降りて、まず人里(へんぼり)峠の分岐。
4月中旬にはここから下山して人里(へんぼり)バス停の枝垂れ桜を見に行くのもオススメです。

引用:Facebook「人里バス停のしだれ桜」さんより
ルー

休話閑題
お世話になった知人がバス停の向かいに「喫茶へんぼり」を開業したので
ご挨拶がてら4月下旬にこの桜を見に行ってきました。

人里峠→一本松(一本杉)→数馬峠→数馬の湯への分岐

登山道が終わりました。

今回の立ち寄り湯「数馬の湯」です。
いい湯で汗を流して、着替えもして、生ビールを飲んで、今回の山行を振り返ります。